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取材記事article

目指せ!本物の女優
固い「絆」で結ばれた7人の仲間たち

劇団アットリーチェ


「お母さん、良い縁談があるのよ。お父さんのお友達の黒崎さん」「やだよ、お母さんいい笑いものだよ!」、演技に熱がこもる。“そこは、もう少し怒った様な表情をした方が良くない”、お互いに批評しあう。向田邦子の名作「花嫁」の脚本を手にしての稽古が続く。

 「アットリーチェ」とは、イタリア語で「女優」という意味だそうだ。彼女たちは2013年に「日本映画大学」と俳優や脚本家を養成する「映画24区」というプロダクションとの共同プロジェクト「50歳からの俳優大学」のワークショップ第1期生たち。第1期の卒業生は男女20人くらいだったが、学んだことをこのままにしては勿体ないと思った女性7人のグループができた。

 俳優大学のワークショップとは別に、仲間の父親で元俳優の指導を7人の仲間で受けるようになり、自分の役を愛して役作りをするのは勿論、他の役の人物への思いやりや想像も大事。それは現実の生活の人間関係が基になっていると学んだ。

 仲間には現役のジャズシンガー、元ミュージカル俳優、好きな俳優の元追っかけから専業主婦まで、生まれや育ち、年齢、住まい、家族構成なども全く違う境遇の仲間が、演劇の稽古を通し、仲間への思いやりや自分自身を見つめ直していくなかで「絆」を強めていった。

 また、“役者として伸びるためには、観客から少しでも良いからお金を貰いなさい”とも教えられ、2016年春には、有吉佐和子原作の「三婆(さんばば)」など「やまゆり」ではじめて有料公演を成功させた。

 「俳優大学」では今年で第5期がはじまっている。第1期から毎年参加し、「やまゆり」では7人の仲間で月1~2回の稽古を続けている。

 演目は未だ秘密だそうだが、来年秋の公演に向け第1期の先生に脚本・演出を依頼。「俳優大学」の同期生の男性2人も加えた稽古もはじまる。

 「50歳からの俳優大学」のワークショップは、来年度も開講予定。演技未経験者でも気軽に参加できるので、演劇を通して仲間づくりをしたらいかがだろうか。

(参考)「50歳からの俳優大学」
問合先:03-3497-8824
  (映画24区 俳優大学事務局)

劇団アットリーチェ
多忙な日程をやりくりして月1~2回の稽古

劇団アットリーチェ
第一回アトリエ公演「三婆(さんばば)」などを演じた7人の仲間たち
(麻生市民交流館やまゆり)
 
  2016-12-01
劇団アットリーチェ
代  表:谷添照美(たにぞえてるみ)
連 絡 先:Tel.044-988-4582
設  立:2015年
会 員 数:7名(女性)
活 動 日:1~2回/月 (公演前は数回/月)
活動場所:麻生市民交流館やまゆり

取材・文 上治信義
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あさお区民記者

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