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あさおふれんずasao friends

自然と人生の哀歓を詠んで 5・7・5

俳句結社 さざなみ


 「さざなみ」は江戸俳諧にルーツを持ち、戦時中、当地に疎開してきた石川桂郎の指導を得て1964年(昭和39年)に創設され、正岡子規ホトトギス派の「客観写生」(事物を客観的に描写すること)を基本理念とする俳句本流の結社である。

 会員は約200名になるが、高齢化が進み、句会の出席者は130名ほど。自宅や病床からの投句もある。

16の句会にわかれて各会が毎月1回、2~3時間の句会を開く。ヨネッティー王禅寺で開かれた「四葩会」(よひらかい)句会に参加させてもらった。兼題の5句を持ち寄り、和やかな雰囲気のなかで、それぞれが選んだ句を読み上げる。自分の句が選ばれて点数がつくと、やはりうれしそう。

 吟行会は仲間との触れ合いが楽しみのひとつ。2017年、1泊2日の結社主催の秋季吟行会には同人21名が参加し、句帳を手に、句材を拾いながら里を歩いた。そこには、わずか5・7・5の17文字がつなぐ、すてきな仲間の笑顔が絶えなかった。


俳句結社 さざなみ
2017年 越後湯沢方面に秋季吟行会

俳句結社 さざなみ
2018年 新年俳句大会が盛大に行われた
(於 新百合ヶ丘ホテル・モリノ)
  2019-05-01
俳句結社 さざなみ
代 表:山室 樹声(やまむろ じゅせい)
連絡先:Tel.044-986-1683(山室)
設 立:1964年4月
会員数:約200名(男性60名 女性140名)
入会金:1万円  随時募集
会 費:年会費1万2000円(俳誌購入費) 
活動日:各句会 原則月1回 13~17時
   (複数会に参加可)
活動場所:麻生市民交流館やまゆり、ほか

取材・文 石﨑純也
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