街角で手話を見て、聴覚障害の方と気づいても、手話ができる人は少ないので、声をかけるには、かなり緊張する。ところが、取材の場で勧められ、初体験の筆者が自己紹介を試みたが、身振り手振りでも、なんとか通じた。先ずは試してほしい。 手話の学習は初級と中・上級にわかれる。聴覚障害の方が講師をつとめ、手話通訳がつくので初心者でも安心だ。この日は、初級者は食べ物の表現を学んだ。「もりそば」と「ざるそば」など、微妙なニュアンスの違いまで手話で伝えていく。意外な技法にはドット歓声があがる。中・上級者は会話の練習。手話の単語の表現だけでなく、表情や視線、身体の動かし方も大切とのこと。会話の中にはパソコンの専門用語が多いので、手話の知識もかなりのものと感じた。 「会の趣旨はサポートではない。手話の勉強とコミュニケーションを通して、お互いの理解を深め合う場である」という代表の言葉が胸をうった。会の抱負は、誰でも手話ができる社会の実現とのこと。 |
「アイ・ラブ・ユー」の手話で笑顔がいっぱい 手話ひとつにも熱意がこもる |
[取材後記へ]
代表、電話番号修正 2024.04.22 中島
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2019-04-19 | |
手話サークル 槇の会 代 表:岡部あさ子 連絡先:Tel.044-987-0199(岡部) 設 立:1984年11月 会員数:34名(男性4名、女性30名) (聴覚障害者3名含) 会 費:3000円/年 活動日:月曜10時~12時 活動場所:川崎市北部リハビリテーションセンター |
取材・文 中島久幸 |