シンプルでわかりやすい名称。その名が示す通り、「子どもたちにおもちゃをつくって遊ぶ楽しさを教えたい」という素朴な思いから生まれ、活動している会だ。 小さいころからものづくりが好きで、会社勤めや自営のかたわら、造形作家としても活動してきた代表の吉田幸雄さん。ゲーム世代の子どもにもおもちゃを手づくりする面白さを伝えようとこの会をつくり、さまざまな催しを開いている。 2014年の発足以来、2018年までに「おもちゃを作って遊ぼう」を8回、幼児向けの「にこにこ広場」を12回、麻生市民館と麻生市民交流館やまゆりで開催。17、18年には「おもちゃと遊びのまつり」をやまゆりで開いた。これまでの催しの参加者は合わせて1000人近くにものぼっている。 年に一度の「おもちゃと遊びのまつり」では、数種類のおもちゃをつくって遊ぶほか、クラウン(道化師)や獅子舞も登場して子どもたちを楽しませる。区民まつりなどでのワークショップ開催も。「おもちゃも遊びも奥が深い。これは世代を超えたコミュニケーションづくりなんです」と吉田さんは語る。 |
「おもちゃと遊びのまつり」を終えて、会員と出演者が集合。中央の赤いハッピ姿が代表の吉田さん 手づくりおもちゃの数々(写真はいずれも、おもちゃと遊びの会提供) |
2019-04-15 | |
おもちゃと遊びの会 |
取材・文 佐藤次郎 |