戦争を知らない世代に、戦争の悲惨さ、核兵器の忌まわしさ、平和の尊さを伝えたい。そして、子どもたちが戦争や核兵器のない平和な世界を築く若者に育ってほしいと活動する「平和を願う会」。 代表は自らの被爆体験を語り継ぐ活動を続け、川崎折鶴の会会長も務める森政忠雄さん(84)。共同代表で発起人の萩坂心一さん(61)と、志を同じくする仲間6人によって2017.4月に発足した。 私立高校で教壇に立萩坂さんは、「教え子を戦地に行かせぬように」と、演劇や朗読で、反戦や平和を訴え続けてきた。2016年、麻生区で森政さんの講演を聴き、心を揺さぶられた。自分たちの思いを、一人でも多くの若者や子どもたちに伝えたいと、麻生区地域コミュニティ活動支援事業に応募。助成金を活用し、2017麻生市民交流館やまゆり(麻生区上麻生)で親子向けイベント「平和を願い、実現するための集い」を開催。 森政さんの講演と、萩坂さんの朗読劇、アニメ映画の上映のほか、折り鶴を被爆地に届けるワークショップもある。 2019年は8月3日土曜にやまゆりで開催予定。 |
スライドを使い、戦争の歴史的背景や、 自らの被ばく体験を伝える代表の森政さん 朗読劇「あの夏の絵」で、高校生に体験を語る 被爆者を演じる萩坂さん |
2019-05-01 | |
平和を願う会 平和を願う会 共同代表:森政 忠雄、萩坂 心一 連絡先:Tel.044-935-0313(萩坂) 設 立:2017年4月 会員数:6名(2017年6月末現在。会員募集中) 会 費:なし 活動日:適宜 場 所:麻生市民交流館やまゆり |
取材・文 仲原照男 |