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区民の視点で情報発信

あさおふれんずasao friends

好みの画材、技法で裸婦デッサンを

麻生区デッサン会


 「では、はじめましょう」。会の代表者で、麻生区美術家協会代表のほか多彩な活動を行っている佐藤英行さんの一言で、それまで談笑していた会員たちは、作品との対話の世界に入っていった。

 「麻生区デッサン会」は「民主的、自主的に行う会で、芸術の基本である裸婦デッサンを主体にして画材、技法にとらわれず個々の絵画を楽しく追及してゆくことを目的とし、…地域の文化芸術の向上に寄与する」ことを主旨とする会である。その成果を発表するため、年1回、展覧会の開催を予定している。(規約から)

 その目的のとおり、木炭で濃密な線を描いたり、油絵やアクリル画の筆を運ぶ人、テラコッタを作るため、粘土に命を吹き込む彫刻家やパステル画に取り組む人など、それぞれがそれぞれの方法で、真剣に楽しんでいた。

 会員の年齢も40代から80代と幅広く、また画歴も入会の動機もさまざまだ。美大卒業後一度中断したが、この会を知り再び描きはじめた女性や、絵を描きだしてから数十年というキャリアを有する男性などが、それぞれの技法を駆使し思いを込めて作品に向かっていた。

 佐藤さんによれば、「会での活動を通じて、さらにいい作品が期待できる。熱意のある人であれば男女を問わず歓迎します」とのこと。ちなみに佐藤さんは、麻生区シンボルマークコンペの大賞受賞者であり、麻生区のマークの生みの親でもある。

 多少の経験とマナーをこころえ、仲間を探している人にとっては、素晴らしい場所だろう。

麻生区デッサン会
例会後作品を手に。
2列目中央が佐藤さん
  2019-05-01
麻生区デッサン会
代 表:佐藤 英行(さとう ひでゆき)
連絡先:Tel.090-3219-8289
   E-mail h.sato-516@jcom.home.ne.jp
設 立:2008年6月
会員数:22名(男性14名、女性8名)
入会金:3000円
会 費:4000円/月(4回分)
活動日:毎週火曜 18時~20時30分
活動場所:麻生市民館実習室
取材・文 仲原照男
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