2020年5月で、設立以来19年となる。息長く、着実に活動を続けてきているのは、中国語を学ぶグループ「香香」(シャンシャン)だ。 来日20年以上になる上海出身の女性の先生が、百合ヶ丘で教室を開いたのがスタート。開館とともに「やまゆり」を会場に定めて中国語会話を勉強してきた。 設立時からのメンバーで、長く代表を務める安達佐登子さんによると、教える先生も、月3回のペースも、会費の額も発足以来変わらないという。会員数はいつも3~6人程度と少なめだったが、活動が途切れることはなかった。長続きの理由を安達さんが語る。 「まず先生が素晴らしいこと。人間的にも尊敬できるし、メンバーのレベルがバラバラでも、それぞれに合わせて教えてくれます。それに、これだけ積み重ねてきたんだから、もっともっと続けていきたいという気にもなるんですね」 現在は「やまゆり」で月2回のほか、区内で月1回の活動。中国から取り寄せたテキストで学び、それぞれが文章をつくって発表もする。勉強の合間には、先生から中国人のものの考え方などを聞いたりもする。 「違う国ではあっても、言葉をはじめ、いろいろと知れば中国がわかってきます。まずは『知る』ことが大事ですね」。 とかく微妙な日中関係だが、まずは言葉から相互理解を進めるのもよさそうだ。 |
代表の安達さんと、学んできたテキストの数々。着実な活動が続いている |
2020-04-01 | |
香香(シャンシャン) 代 表:安達 佐登子(あだちさとこ) 連絡先:電話044-989-2118(安達) 設 立:2001年5月 会 員:3名 会 費:5000円/月 活動日:月3回(火曜) 活動場所:月3回のうち、麻生市民交流館やまゆりで 2回。ほかの1回については問い合わせを |
取材・文 佐藤次郎 |