いざというときに“できる範囲のまごころ“で、食料を提供する「まごころキッチンプロジェクト」。 代表の小野さくらさん(44)は、介護士として勤務するかたわら、非常時に困っている人へ、飲食提供ができる店や、飲食店以外でも、所有している駐車場の解放や、空いてるスペースの提供、炊き出しの手伝いをするなど“できる範囲のまごころ”を提供できる、企業や施設・一般サポーターを募集している。 小野さんは、自らの資格や知識を活かし、地域のイベントにも積極的に参加。防災アドバイスを行ったり、体験講座を開催したり、人と人とをつなぎ、ネットワークを広げることで自助・共助の強化を図っている。 豪雨に台風、地震や新型ウィルス感染など、ひとたび災害となれば店舗も被災者となる可能性もある。できることは限られるが、共につながり、共に助け合い、ほんの少し“まごころ”を込めて、救える人に手を差し伸べたい。そんな思いで活動している。そんなプロジェクトへの参加を表明した店にはステッカーを配布。ステッカーが貼ってある店舗は、非常時に飲食物の提供ができるという意思表示となる。 現在川崎市内で8店舗、麻生区内では3店舗が参加。プロジェクト参加登録は随時募集中。 詳細は問い合わせを。 |
アルファ米の試食 年配者に1食で必要な量はどれぐらい? 実際に食べてもらうことで備蓄すべき分量も具体的に分かってくる トイレ講座 災害時に使う簡易トイレも、実物を見せ解りやすく説明 協賛店舗に配布しているステッカー リモートでの防災講座 防災備蓄収納1級プランナーの資格を持つ小野さん。防災講座の講師依頼も受け付けている |
2020-08-01 | |
まごころキッチンプロジェクト |
取材・文 佐々木直子 |