けん玉(けんだま)は、十字型の「けん(剣)」と穴の空いた「玉」で構成される玩具で、これは今からおよそ100年前の大正時代に、広島県呉市の江草濱次氏が、明治期のけん玉を改良し、「日月ボール」という名称で考案したもの。 1975年には童話作家の藤原一生氏が日本けん玉協会を設立。競技用けん玉を認定し、その普及のほか、級段位認定制度の制定、全国競技会の運営等に取り組み、普及・発展に寄与した。 2000年頃に、米国の若者が日本から持ち帰ったけん玉を使い、ヒップホップ系の音楽に合わせたさまざまな技を動画サイトに投稿。これがきっかけで、けん玉はKENDAMAとして世界中で認知され、新たなスポーツやパフォーマンスとして、海外で急速な広がりを見せている。 けん玉の級段位認定の技は次の構成でできている。級位の技は下から大皿、小皿、中皿、ろうそく、とめけん、飛行機、ふりけん、日本一周、世界一周、灯台、もしかめ。 段位の技は下から世界一周、灯台、けん先すべり、地球まわし、さか落とし、うらふりけん、宇宙一周、うぐいす、つるしとめけん、はねけん、一回転飛行機、すべり止め極意、うぐいすの谷渡り、灯台とんぼ帰り、つるし一回転飛行機、二回転飛行機、自由種目、タイム競技B、もしかめ。 級段位表に定めた技をそれぞれ10回挑戦し、規定の回数を成功させれば合格となる。 この団体は認定の資格があるため、活動のたびに申請すれば受験できるので、励みになる。 |
真剣な練習試合の風景 審判は玉の静止時間を確認する 勝ち残りのゲームで楽しむ けん玉の部位の名称 級位認定表 とめけんのこつ 世界一周の技 |
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2020-12-01 | |
けん玉の日 連絡先:麻生こども文化センター Tel.044-954-4888 設 立:2003年 指導員:5名 入会金:なし 会 費:なし 活動日:毎月第4土曜14時30分~16時30分 活動場所:麻生こども文化センター (麻生中学校隣り) |
取材・文 中島久幸 |