2007年から、区内の里山・緑地で壊滅状態にあるヤマユリを、かつてのように普通に見られる“百合ヶ丘”の復活・再生に取り組んでいる。ヤマユリの麻生区花制定(2012年)に続き、2014年には川崎市制90周年記念式典での奨励賞受賞で、活動に一層の力が入っている。 主な活動は、地域の緑地・公園ボランティアと協働しての「植栽活動」と、家庭での普及を目指した「鉢植え講習会」や「開花展示会」の開催。 すでに岡上の梨子ノ木緑地、王禅寺のすぎのき緑地・まつのき緑地、万福寺のおやしろ公園、市民館裏庭、弘法松公園などで自生・再生の成果をあげている。 代表の高橋氏曰く、活動経費はほぼ市役所の委託事業費で賄えているが、麻生区民のヤマユリへの関心を高め、共有文化財として、植栽普及ボランティア活動へと広げていくことの難しさを痛感している。麻生区の里山・緑地は広大で、手を付けたい緑地はたくさんあるが、会員の高齢化と相俟って慢性的な人員不足が最大の課題とのこと。 |
花は見事で華麗。香りは甘く濃厚でとても強い (7月) 11月、球根の植え付け (しっかり根付けと願いつつ) |
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代表修正 2024.04.22 中島
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2019-04-16 | |
麻生ヤマユリ植栽普及会 代 表:増田 肇(ますだ・はじめ) 連絡先:事務局 山田(やまだ) Tel.090-2565-3390 設 立:2007年12月 会員数:13名(男性8名、女性5名) 会 費:1200円/年 活動日:緑地活動 毎月1回~2回 定例会 原則毎月第3木曜日 14時~2時間程度 活動場所:区内の緑地及び交流館やまゆり |
取材・文 中島久幸 |