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女性の力で街を元気に

よみ・ゆり女子部


 「よみ・ゆり女子部」とは、その名の通り、読売ランド、百合ヶ丘の両エリアで店を構える女性オーナーの集まりだ。2016年の結成以来、女性の感覚を生かしたイベントを開いて街に新風を吹き込んでいる。
カフェ、レストランなど9店舗が加わる「女子部」。メンバー相互の交流を目的として発足したが、「街を元気にしたい」との思いから、地域の人々が気軽に集まれるイベントを開くようになった。その「よみ・ゆりメグリーナ」はこれまで2回開催。昨年5月の第2回は「食育」をテーマとして百合ヶ丘の公園に飲食や子どもワークショップなどのブースをおよそ30設け、1000人を超える来場者を集めた。このほか、地元産の野菜で各店が料理を競作した「大根祭り」「のらぼう菜祭り」も開いている。「この街を活性化したい」「地域に『お祭り』をつくりたい」という地元愛が、忙しい店舗経営のかたわらで活発な活動を続ける原動力だ。
「いま、地域の人が一か所に集まれる場所というのはなかなかありません。こうしたイベントにいろんな人が集まることで、住民同士のつながりが生まれるといいなと思っています」
「女性だと組織が縦の関係にならない。だから代表もいません。それぞれが得意なことをやるんです。こういうのをやりたいねと話が出ると、じゃあ私はこれをやる、となって話が早い。まだまだいろんなポテンシャルを秘めていると思いますね」
 女性グループならではの特長を語るのは、母とともにクラフト雑貨の店を営む鈴木絢子さん。息の合った結束がパワーの源なのだろう。
 6月には、「ふらっと新百合ケ丘」と共催で第3回の「よみ・ゆりメグリーナ×えだぐり祭」を開く。そのほか、野菜をテーマとしたイベントも企画中だ

よみ・ゆり女子部
大勢の来場者でにぎわった第2回メグリーナ  写真提供よみ・ゆり女子部
  2018-06-01
よみ・ゆり女子部
参加店舗:
caféゆい~と
cafe Sante
リビング カフェ サマンサ
Ti-da Bar
haru+&Florist Saku Saku
ワインショップ前田龍珠園
陶器ギャラリー・隠れ家和菜 たまり
ちゅうりん庵

活動内容:詳細はフェイスブック「よみ・ゆりmeguri-na」で検索)
取材・文 佐藤 次郎
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