2007年8月に区内在住の主婦たちが、少しでも良い環境を次世代に残したいと活動を開始。 毎日家庭から出る生ごみを燃やさず堆肥として活用することで栄養を土に還す資源循環を実現し、CO2削減・温暖化防止にも貢献できるダンボールコンポストに着目。福岡のNPO法人・循環生活研究所の方式を学び、普及活動をはじめて10年を超えた。 市内のイベント出展、講習会開催、各区役所での相談会、明治大学黒川農場での生ごみ堆肥連携事業など、行政との連携をとるとともに、堆肥づくりの基材の袋詰めを福祉作業所にお願いし、ダンボールコンポストキットも自然食品店など28カ所で購入できるようにし、実践者は2018年12月現在2100名を超えた。 堆肥化の継続には、実践者のフォローが重要で相談窓口の常設と人材確保など、変わらぬ課題がある。継続のカギは堆肥の使い途があること。生ごみ堆肥で育てている花壇も増え、「生ごみ堆肥を使った菜園講座」も2018年9月から開講し、今後につながる1歩を踏み出せた。 「小学校の環境教育にダンボールコンポストが取り上げられ、講師を務めることも増え、生協等の講座には赤ちゃん連れのお母さんたちの参加もあり、次世代に資源循環を伝える楽しさを感じています。」とリーダーの天野さんは現状を話してくれた。 |
高津区下作延小学校で講習を行う |
2019-04-15 | |
環境を考え行動する会 代 表:天野 悦子(あまのえつこ) 連絡先:Tel.090-6566-1779 設 立:2007年8月 会 員:女性9名 入会金:なし 会 費:会員 1200円/年 賛助会員 1000円/年 定例会:毎月第3火曜 15~17時 参加費100円 活動場所:天野宅(麻生区片平5-31-1) URL:http://web-k.jp/kankyo-act/ |
取材・文 植木昌昭 |