麻生市民館アートギャラリーでの作品展で、木板を焼いて描いた作品のでき栄えに目を奪われて取材した。ウッドバーニング(焼き絵アート)は、電熱ペンを使って木板を焦がし、絵や模様を描く技法。色をつけることもある。描く線と濃淡に応じてペンの太さと温度設定を変える。 図案は原画と板の間にチャコペーパーを挟んでなぞって転写するので、デッサンの技術は不要。2ケ月ほどで1つの作品を仕上げることができる。この道30年で、日本ウッドバーニング協会認定講師の資格を持つ太田行英(やすひで)さんが指導してくれるので安心だ。基本となるのはグラデュエーションの技術。いかにムラなく焦がせるかが作品のでき栄えを決めるので、熱意と根気が欠かせない。板は木目が綺麗な榀(しな)ベニアを使う。 おもな道具は電熱ペンで、1万6000円ほどする。個人差はあるが、1年である程度は描けるようになるとのこと。 作品展は夏、冬にしまりすホールで、年1回麻生市民館アートギャラリーで行う。活動終了後にはお茶を楽しむ気さくな会だ。作品展ともども一度訪ねてほしい。 |
緻密でリアルな白頭鷲(太田先生の作品) 黄色のみ色付け 作品を胸に自信に満ちていた (後列右から2人目が太田先生) |
2022-08-01 | |
しまりすアートクラブ ウッドバーニング教室 先 生:太田行英(やすひで) 連絡先:Tel.044-988-9188(中村佳子) 設 立:2003年4月 会 員:6名(男性:3名、女性:3名)50~70歳代 入会金:1000円 会 費:1500円/1回 活動日:第1、第3火曜/月2回 13時~15時 場 所:しまりすホール(王禅寺東3-38-24) HP:https://musicwonderland.co.jp |
取材・文 中島久幸 |