〝自分で着物を着る、人に着せてあげる〟を目指して励んでいる会を取材した。色とりどりの和服で会場は華やいでいた。 講師は宮前区文化協会会員の小林芳子さん。もともと着物が好きで、人にも教えたいと思い資格を取った。自分で着られるようになりたい、着物を着て出かけたい、着物を着せてあげたいと願う人が居る。小林さんは「こんな人は、入学式など、ちょっとしたきっかけからはじめてみませんか?」と呼びかける。練習する着物は浴衣、普段着、訪問着から留袖、振袖まで会員が自由に持ち込み、着物の着方と、その着物に合う帯の結び方などを習う。人によって進み方が違うが、それぞれのペースでお互いにアドバイスし合いながら練習できる。和服はふっくらした人ほど似合うといわれるが、この会では一人一人に合う着方を習えるので安心だ。個人差はあるが、なんとか着られるようになるには3ケ月、着せられるには1年とのこと。 発表の場はあさおサークル祭。ここでは麻生市民館大ホールのステージショーに出演し、和室で無料の着付け教室を開く。 母からもらった着物が箪笥に眠っていて、自分で着たい、娘や孫に着せてあげたいと願う人は、是非一度訪ねて欲しい。 |
狐の嫁入りをテーマに(あさおサークル祭 2022.6.5) それぞれが持ち込んだ着物で教わる |
2023-04-01 | |
きものを美しく着る会 代 表・講師:小林芳子 連絡先:tel.090-5411-8391(小林) 設 立:2003年4月 会 員:30名(男性0名、女性30名) 入会金:なし 会 費:3000円/2回 活動日:月曜日、火曜日各々月2回 10時から12時 活動場所:麻生市民館 和室 |
取材・文 中島久幸 |