「こども記者」が生まれたのは栗平にあるCAFÉ & SPACE L.D.K。代表の伊藤まゆみさんは「子どものユニークな視点で街の魅力を発掘できたら、大人も地域がもっと好きになる」のではないかと考え、“小田急のくらし部“の活動として2019年夏にスタートさせた。現在、小1から中2までの12名が活動している。 取材のコツや記事の書き方など、指導はあさお区民記者の佐々木編集長(当時)が担当。最初は、自分が伝えたいことを文字で表現することに戸惑っていた子ども記者、栗木台周辺のラーメン信華、栗平郵便局、を実際に取材していくうちに、「はじめて知ったことがあった」「お店の人の気持ちがわかった」などの感想があがってきた。 伊藤さんは「手探りの一年でしたので、どのようにしたら子どもが飽きずに楽しく活動できるか、子どもたちのスケジュールに合わせるか、など難しい面もありましたが、はじめから理想を追求せずコツコツと活動の幅を広げていけたら」と活動を振り返える。 2020年は本格的な活動として小学校3年生以上の子どもたちに呼びかけ、年間4紙を作成したいと考えている。そして2年目、3年目と力をつけていった子どもたちが、新しく仲間に入ってきた子どもたちにアドバイスする仕組みがうまれ、いずれ取材記事をまとめて冊子にしたいと夢は広がる。 子どもたちの着眼点は侮れない。大人が気づかない発見があるかもしれません。 |
できあがった新聞を栗平駅前のイベントで展示・発表(2019.11.24) 栗平にあるラーメン屋「信華」さんの厨房を取材 栗平郵便局の取材では塚越局長さんに鋭い質問もぶつけていた 入部希望は応募フォームから申込 |
2020-02-01 | |
こどもしんぶん部 代 表:伊藤まゆみ 応募資格:小学3年生程度の読み書きの力がある小・中学生。小田急線沿線の街の魅力に興味のある人 応募方法:応募フォームから申込 |
取材・文 植木昌昭 |