決め手は「ときめきを感じるか否か」。「捨てる」のではなく、モノを一つひとつ手にとって「ときめくモノは残し、ときめかないモノは感謝してお別れする」を基準にした片づけ方法、考え方。 「ときめく」とは、辞書を引くと、「喜び、期待など胸をわくわくさせる。心を躍らせる」とある。 「心がときめくモノだけを残し、他はすべて手放すことで、これまでの人生がリセットされ、本当のあなたの人生が始まります」と語るのが、この会を運営する樋高亜樹子さん。 樋高さん自身、結婚するまで、片づけは大の苦手だった。そんな自分が嫌で一念発起、片づけ本を読み、失敗(リバウンド)を重ね、辿り着いたのが「こんまり®︎流片づけ」(近(こん)藤麻理(まり)恵氏考案)。見事、片づけた。 この時の感動をもって、2020年7月、片づけコンサルタントの資格を取得、その約1年半後から「お話会」を開催している。 ここでは最初に、こんまり®︎流片づけの基本を話す。「場所別」ではなく「モノ別」でと。最初は衣類、次に本、書類、小物…最後に思い出品。収納の仕方も一緒に考えていく。 「その人が実際にすぐ片づけをしたいと言われれば、その方のお宅に伺います。そして、たとえば洋服を一つひとつ手にとってもらい、“ときめき”を感じるものだけ残していきます。判断がつくまで、私は、その方に正しい片づけ方法をお伝えし、寄り添います」(樋高さん) この「お話会」の存在を、SNSのアプリ「stand.fm『あっこあっこ』」で、毎朝8時からラジオ配信、片づけの楽しさを伝えている。 |
片付けのビフォーアフター (写真:主催者提供) 「お話会」では、片づけ方の基本と、片づけたあとに見えてくる人生についても楽しく話す(樋高亜樹子さん=写真左) |
2024-04-01 | |
片づけのお話会 代表者:樋高 亜樹子(ひだか・あきこ) 連絡先:090-8497-1752 julia2222akiko@gmail.com 設 立:2021年10月 会 費:1000円 活動日:月1回 場 所:麻生市民館 |
取材・文 神澤秀夫 |