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区民の視点で情報発信

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「アート×露地(路地)」拠点を、広めていきたい

アートロジ麻生


 アートと露地(路地)で「アートロジ」。ここに地元の人のアート作品が展示されている。これをはじめた、現在農業を営んでいる中山周治さん(62歳)は、「高校教師をしていたころ、総合的な学習の時間に生徒が地域の住民宅を訪問するような地域交流を盛んに行いました。そこでは、生徒が『昔のことを聞かせてください』と聞くより、『昔好きだった〈模様〉ってなんですか』のほうが話がはずみ、話が深まるんです。人と人との交流を活性化させるアートの力を感じました。場面は変われど、再びアート活動をやってみたくなりました」と話す。

 「外で・無料で・いつでも」を原則とする「アートロジ」。その「片平」には6基のパネルが設置され、アート作品が展示されている。7月1日段階で、その展示企画は通算53を数える。しかし、「ここは、レンタルスペースではありません。作品、作者を独自の視点で選び、編集し、丁寧に額装して、道往く人たちとともにあるアートスペースです」(中山さん)と強調する。

 現在は「片平」だけだが、構想としては、たとえば「王禅寺」、「白山」…と、「展示場所をあちこちに“点”
としてつくり、お遍路参りのようにアートロジ歩きがあってもおもしろい」(中山さん)と語り、そんな“点”を中山さんとともにつくってくれる人を呼びかけている。


アートロジ麻生
片平川沿いの遊歩道脇の擁壁に6基のパネルが設置され、アート作品が展示されている

アートロジ麻生
“外で展示”ゆえ、きちんと額装して

アートロジ麻生
中山周治さん
  2024-08-01
アートロジ麻生
代表者:中山 周治(なかやま・しゅうじ)
連絡先:070-6972-5993
suzicosuziohouse@ybb.ne.jp
設 立:2022年4月
会 員:随時募集中 
会 費:なし
展示場所:「アートロジ片平」 麻生区片平8-5-4(片平川富士見橋近く)
展示サイクル:1テーマ作品2週間


取材・文 神澤秀夫
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