ウクレレが人気である。持ち運べる軽さ、大きさ。思ったより大きな音が出せるが、ひとり静かに練習できる。弦楽器はまず調弦(チューニング)が必要だ。難しかった調弦も、今では小型な調律機(チューナー)が安価で手に入り、簡単にできる。普通、演奏の基本は音階練習だが、ウクレレは音階練習を飛び越して「和音」からスタートする。指が器用な人ならすぐにいくつかの「和音」(通常コードと呼ばれる)をかき鳴らせる。コードに合わせて歌を歌えばもう音楽だ。 フラダンスが流行っているのでなじみ深いウクレレだが近ごろは、奏法が著しく進化し多くの音楽のジャンルを演奏できる楽器となっている。弦が4本だけの入門の敷居が低い楽器であるが、恐ろしく奥が深い楽器でもある。 そんなウクレレを始めてみたいひとにウクレレ教室の紹介です。ウクレレの初心者をはじめとする愛好家を対象に月2回、ワンコイン(500円/回)で参加できる。講師は音楽大学でミュージカルを教えていた声楽家。なじみのあるポップスを歌いながら指導する。簡単な弾き語りもそこはミュージカルの先生、伴奏のパターンを変えたり曲の構成にアイデアを盛り込む。お手製の教材もたっぷり用意されてウクレレを通じて音楽の楽しみをしっかり教えてくれる。一度参加すると次回のレッスンが楽しみになること請け合いである。 川崎市内各所にある「こども文化センター」。百合丘こども文化センターは一般利用ができる独立したスペースがあり、さまざまな団体が利用している。ウクレレ教室、当初は子ども文化センターの子どもたちを対象にスタートしたが、それを見た大人たちからの希望で今のかたちに発展した。 |
伝統的なハワイアンソングに加えて、様々なジャンルの曲を弾いたり歌ったりして楽しんでいます。 ちゃんと弾けているかな? |
2024-08-01 | |
マノアウクレレサークル 代表:西村勝行(にしむら・かつゆき) 連絡先:044 966 6986 manoa.ukulele@gmail.com 設 立:2022年6月 会 員:22名 活動日:日曜日・月2回 活動場所:百合丘こども文化センター |
取材・文 景山 |