麻生市民館ができたときに、区役所と共同で文化事業として設立して早や40年近くが過ぎた。この会では毎月1首を投稿。皆が集まって鑑賞し相互に批評し合い講師の先生が指導する、その様子を取材した。詠み手が言葉の意味や詠んだ気持ちを説明するが、言葉を変えたり並べかたを入れ変えたりすると、見る見るよくなっていくのには感動した。 普段は題材が自由な自由詠で詠むが、ときにはあらかじめ決められた題によって詠む題詠に挑む。短歌の基本は五七五七七の五句体、三十一音。詠み手は、普段見聞きしたこと、感じたこと、昔の思い出などを気の向くままに詠む。講師によると、「心と言葉が一致した作品を目指す」のが短歌の理念とのこと。 優れた歌は所属の短歌結社誌や新聞に投稿する。また、年1回は吟行会を催し散策して1~2句を作る。12月には忘年会を開き、持ち寄った歌に投票して、順位を決めて表彰する。 今は短歌が流行し、小・中・高校生も詠むとのこと。初心者大歓迎。一度覗いてみて欲しい。 |
歌を詠み鑑賞する例会は成長の場となる 取材当日に鑑賞した21句の中で講師が褒めた3句 充実した例会を終えてリラックス(前列右から4人目が講師の梅内さん) |
2024-12-01 | |
麻生短歌会 講 師:梅内美華子(うめない・みかこ) 連絡先:塩野頼秀(しおの・よりひで)(Tel:080-6638-6939) 佐怒賀弘子(さぬか・ひろこ)(Tel:080-1166-1757) 設 立:1986年4月 会 員:25名(男性:9名、女性:16名) 入会費:1000円 会 費:1500円/月 活動日:第4火曜13時から16時 活動場所:麻生市民館会議室 |
取材・文 中島久幸 |