始まりは、2021~23年度の麻生市民館市民自主学級「紙芝居から広がる市民のつながり」実施から。ここでの連続講座を学んだ人、またFacebookを見た人などが集まり、活動が定期的にスタートした。 「紙芝居勉強会」を取材・撮影した日の様子を記そう。 最初に、“紙芝居の輪”を広げていく実演や講演など、今後直近の活動について、代表者から話がなされる。 その後、順に手を挙げ、それぞれに携えてきている紙芝居を演じていく。紙芝居は、出席者が大方、図書館などから借りてきているものだ。演じた後、その作者(脚本・絵)について、タイトル名について、そこで語られた言葉について、作品の背景についてなど、出席者みんなで、その文化性について語り合う。 会の目的について、代表の吉田静香さんは「日本の文化としての『紙芝居』を学び合い、研究し、演じることを通じて地域の人たちと交流することを目指しています」と語る。 さらに「紙芝居の好きな人同士が作品について語り合い、紙芝居を演じていけるようになると、そこに身近な人から地域、国境を越えた素敵な交流ができると考えています」とも。 こうした定例の「勉強会」ほか、例えば毎年、「あさお子育てフェスタ」とか「ビバ!あさおのこどもたち」などで実演、ほか学校寺子屋体験授業で手づくり紙芝居も行っている。 なお、「勉強会」では、会員と分け隔てなく、紙芝居に興味を持つ「参加者」も招き入れられ同様に活動している。ここにも、閉鎖的ではない“広げる”という活動特長がみえる。 |
![]() 紙芝居の実演風景 「紙芝居勉強会」風景。紙芝居を演じているのが、代表の吉田静香さん |
2025-08-01 | |
市民紙芝居・あさお 代 表:吉田 静香(よしだ しずか) 連絡先:Tel 090-7828-6483 Mail:shimin.kamishibai@gmail.com 設 立:2021年6月1日 会 員:6名(女性6名、男性0名) 入会金:なし 会 費:なし(紙芝居勉強会に参加した時に参加費 500 円) 活動日:月 1 回 日曜日(不定期) 場 所:麻生市民館会議室 |
取材・文 神澤秀夫 |