心と体の健康維持・増進を考えている読者のために、麻生区すこやか体操推進委員会が実施する真向法体操について解説する。 大正から昭和の時代に財を成した長井 律氏は、脳溢血で倒れたが、回復を願って日々お経を読んだ。そのときにおこなった座礼の姿勢が効をなして、半身不随から奇跡的に回復し、自由に動けるようになった。氏はこの効用を、体が不自由なために苦労している多くの人々に伝えようと思い立ち、座礼の姿勢のほかに三つの姿勢を加えた真向法体操を考案した。昭和8年から普及をはかったが、現在では(社)真向法協会として全国に展開されている。 真向法体操の基本は右記の四つであり、第一体操が上記の座礼の姿勢につながる運動である。これら四つの体操を、ゆっくり吐き切る腹式深呼吸をおこないながら、朝夕10回各3セット継続すると美肌つくり、ストレス解消、熟睡、食欲増進などに効果がある。 麻生真向会を始めとする麻生区すこやか体操推進委員会では、約2時間の活動のうち30分を柔軟体操による準備運動にとり、残りを第一から第四体操をおりまぜた真向法体操にあてている。 上級者の第三体操は見事です 助け合いながらの第一体操 |
イラスト提供:社団法人真向法協会発行「真向法体操」 |
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2019-04-19 更新 | |
麻生真向会 代表者:征矢(そや)光生(みつお) 連絡先:Tel.090-2457-8175 設 立:1992年4月 会員数:50名(男女半々) 会 費:2000円/月(入会金:2000円) 活動日:毎週土曜日10時~12時 活動場所:麻生スポーツセンター第2武道室 URL:http://web-asao.jp/hp2/makoukai/ |
取材・文 中島久幸 |