「アンサンブル ゆり」は、「音楽で心と体の健康づくりをしよう。楽譜が読めない人でも演奏を楽しもう」と、元小学校教師の故河野和子さんが2006年5月に立ち上げた。 今では、施設やイベントで演奏できるまでになった。演奏者の平均年齢は73歳、最高齢は87歳になる。 週1回の練習は、音を確かめ合いながら、ゆっくりゆったり、仲間とのアンサンブルを楽しむ。ジャンルは日本の名曲、ポップス、ハワイアンなど幅広く、レパートリーも30曲を超える。楽器はハーモニカ、リコーダ、フルート、ピアニカ、バイオリンなど10種。 この日は、王禅寺いこいの家で近日開催する「一人暮らしの高齢者の方々への訪問演奏会」に向けて、『茶摘み』『いい日旅立ち』など全7曲を練習した。 代表の上山さんは「楽しみながら練習してきた曲を、聴いて喜んでいただくのが一番うれしいですね。演奏を聴いて、『楽しそうだから自分も仲間にはいりたい』と入会された方もいます」と満足そうに話していた。 |
訪問演奏に向けて納得のいくまで練習(王禅寺老人いこいの家) 知っている曲は、つい、口ずさんでしまう (白山老人いこいの家) |
2019-04-15 | |
アンサンブル ゆり musizzaj-y-u.21617@ezweb.ne.jp 第1・第4水曜 王禅寺いこいの家 第2・第3火曜 白山いこいの家 |
取材・文 石﨑純也 |