手のひらに収まる大きさで、ポケットに入れて持ち歩ける「テンホールズハーモニカ」。音色はセンチメンタルで、聴く人の心を震わせ、なぜか懐かしさを感じさせる。ブルース演奏と共に普及したので「ブルースハープ」とも呼ばれる。アーティストの「ゆず」や「長渕剛」が、かつて弾き語りブームを巻き起こした、あのハーモニカだ。 このハーモニカに魅せられた集まりが「新百合テン・ホールズ」。ジャンルを問わず、唱歌、映画音楽、ブルース、ポップスと、聞き覚えのある曲はなんでも演奏して楽しむ。 指導者は、深沢剛さん。練習がはじまると空気がきりっと締まり、メロディーを吹く姿は真剣そのもの。終わると、ふーっと一息、楽しい会話にもどる。 このハーモニカの魅力を聞いた。「ポータブルで安価で、音色も魅力的。手軽な最高の楽器ですよ」と高田さん。 だが、この楽器は簡単そうに見えて、なかなか奥が深いようだ。単音のみでなく、吹き方、舌の使い方でさまざまな音を出せる。だから、個性的な、その人にしか出せないアナログ音がでる。 およそ3000円で買える、この小さな楽器。日々のくらしのなかで、懐かしい歌を吹いて、楽しんでみませんか。ポケットにハーモニカを忍ばせているなんて、おつなもの。 *会員募集中!(初心者も大歓迎)随時見学OK |
「アルテリッカしんゆり」で演奏。大きな拍手をもらった |
2019-05-01 | |
新百合テン・ホールズ 代 表:高田(たかだ)敏行(としゆき) 連絡先:Tel.090-4220-1087 Btt_0224@yahoo.co.jp 設 立:2014年4月 会 員:8名(男性5名・女性3名) 入会金:2000円 会 費:2000円/回 活動日:毎月第1日曜午後(2時間) 活動場所:麻生市民館、万福寺会館 |
取材・文 石﨑純也 |