舞踊家 藤間勘七孝さんが主宰する「日本舞踊 藤の実会・七実会」は、子ども向けには童謡舞踊を、大人のクラスでは端唄・小唄や長唄などの優しい舞踊を、月3回楽しみながら稽古している。 1986年に設立した、子どもたちを対象にした「わたべ会」は、童謡舞踊などを教えていたが、いまや、学校ではヒップホップが必修科目になる時代になった。中高生にもなると、勉強や部活に忙しく、ほとんどが舞踊をやめていく。子どもだけの「わらべ会」は、踊りの会としては成り立たなくなった。そこで、2010年に「七実会」に改名、さらに2018年に藤の実会と合併し「藤の実会・七実会」となった。 藤間さんは、時代の変化を感じながらも、「悲しいことに、日本の情緒豊かな文化、童謡や日本の音楽が消えていく時代になってきました。だからこそ、私たちは、伝統的な日本舞踊が好きな仲間と一緒に踊りを楽しみ、舞踊の普及、振興につとめたいのです。是非、お稽古を見に来てください」と、熱い思いを語ってくれた。 |
「香に迷ふ」を踊る( あさおサークル祭2018 ) 2018.6麻生市民館 「霊峰富士」を踊る藤間勘七孝さん (あさおサークル祭2018) |
2019-05-01 | |
日本舞踊 藤の実会・七実会 代 表:藤間 勘七孝(ふじま かんしちこう)(加藤孝子(かとう たかこ)) 連絡先:Tel.044-954-3066(藤間) k.takako@eos.ocn.ne.jp 設 立:1986年4月 会員数:15名(全員女性) 入会金:3,000円 随時募集 会 費:5,000円 (月3回グループ稽古) 詳しくは藤間まで問合せください 活動日:毎週土曜 午後(月3回) 活動場所:麻生市民館 |
取材・文 石﨑純也 |