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区民の視点で情報発信

あさおふれんずasao friends

目指せ!本物の女優
固い「絆」で結ばれた7人の仲間たち

劇団アットリーチェ


 「アットリーチェ」とは、イタリア語で「女優」という意味だ。彼女たちは2013年に「日本映画大学」と俳優や脚本家を養成する「映画24区」というプロダクションとの共同プロジェクト「50歳からの俳優大学」のワークショップ第1期生たち。学んだことをこのままにしては勿体ないと思った女性7人のグループができた。

 俳優大学のワークショップとは別に、仲間の父親で元俳優の指導を7人の仲間で受けるようになり、自分の役を愛して役作りをするのは勿論、他の役の人物への思いやりや想像も大事。それは現実の生活の人間関係が基になっていると学んだ。

 生まれや育ち、年齢、住まい、家族構成なども全く違う境遇の仲間が、演劇の稽古を通し、仲間への思いやりや自分自身を見つめ直していくなかで「絆」を強めていった。

 また、“役者として伸びるためには、観客から少しでも良いからお金を貰いなさい”とも教えられ、2016年春には、有吉佐和子原作の「三婆(さんばば)」など「やまゆり」ではじめて有料公演を成功させた。

 2018年の第2回公演「お嫁においで」は更に大成功であった。この作品は日本映画大学講師であった河本瑞貴先生が、特に劇団のために書いて頂いたオリジナル作品で、劇団にとっても貴重な公演となった。


劇団アットリーチェ
多忙な日程をやりくりして月1~2回の稽古

劇団アットリーチェ
第一回アトリエ公演「三婆(さんばば)」などを演じた7人の仲間たち
(麻生市民交流館やまゆり)
  2019-05-01
劇団アットリーチェ
代  表:谷添照美(たにぞえてるみ)
連 絡 先:044-988-4582
設  立: 2015年
会 員 数:6名(女性)
入会金:なし
会 費:なし
活 動 日:1~2回/月(公演前は数回/月)
活動場所:麻生市民交流館やまゆり

取材・文 上治信義
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