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区民の視点で情報発信

あさおふれんずasao friends

技を競ってストレス解消

大人の積み木倶楽部


 倶楽部の面々が手にする「積み木」とは麻雀の牌のことだ。同好の士が毎週金曜日に、卓を囲んで技を競い合う健康麻雀の集いである。

 シニア層にはおなじみの麻雀。麻生のシニアサークルでも「かよおう会」「ウエンズ会」などで愛好者が会を開いてきた。そのひとつである「さんさん会」の分科会として発足したのがこの会だ。健康麻雀に造詣の深い「かよおう会」の宮本直紀さんがルールを整えて8年前にスタート。以来、回を重ねるうちにさまざまなメンバーが加わり、サークルの枠を超えた横断的グループとなった。

 「賭けない、飲まない、吸わない」の「三ない麻雀」。麻雀荘で毎週開く例会では、平均して3卓で闘牌が行われる。毎回の点数を記録しておき、半年を一期として、トータルの点数で優勝者を決めるシステム。成績上位者や最多トップ賞だけでなく、飛び賞やブービー賞も「表彰」される。メンバーはみな経験豊富な腕達者で、役づくりなどの技比べを淡々と楽しんでいるようだ。

 「複雑なゲームであるうえ、そこにツキがからんでくるのが面白い」とは前回優勝で現幹事の西村寛さん。一方、スポーツや文化種目の交流大会が行われる全国イベント「ねんりんピック」の健康麻雀に4回出場し、団体戦2位、個人戦7位の実績を持つ宮本さんはこう語る。

 「勝った負けたは気にならない。ゲームに集中していれば雑事を忘れます。ストレス解消に役立ちますよ」

 さまざまに楽しめる「積み木遊び」。その奥は深いのである。


大人の積み木倶楽部
腕達者がそろうメンバー。淡々と勝負を楽しんでいる
  2019-04-01
大人の積み木倶楽部
代 表:優勝、準優勝の2人が半年交代で
    幹事を務め、参加者調整などを行う
連絡先:hiroshi.nishimura@jcom.home.ne.jp
    (西村幹事、2019年6月まで)
設 立:2011年
会 員:19名
会 費:500円/月
活動日:毎週金曜 13~17時
活動場所:新百合ケ丘「瑞光」

取材・文 佐藤次郎
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