水墨画は単に墨一色で描かれた絵画ということではなく、墨色の濃淡、にじみ、かすれ、などを表現の要素とした中国風の描法によるものを指し、日本の作品については、おおむね鎌倉時代以降のものを指すのが通常である。 一方、中国では古く殷の時代には墨が使用され、墨を用いた絵画が漢の時代には存在した。漢代の壁画などには墨による線と顔料による着色によって描かれたものが現存している。唐代には墨の濃淡のみで表現する絵画が描かれるようになった。 はじめに墨絵に必要な道具を紹介する。 道具は墨、硯と毛筆墨であり、いたって簡単である。 教室では、先生がスケッチ旅行で見つけた題材を手本にして描く。はじめに先生が木の幹や枝の特徴の描き方を説明しながら10分ほどでザット書いて見せる。木に応じた葉の形の違いと描き方も説明する。 生徒はその周りで見守るが、先生の技術を身につけようと真剣だ。そののち各自にわかれて描きはじめる |
道具は墨、硯と毛筆墨 先生がまず手本を描いてみせる 手本を描く先生を見守る生徒たち 手本を見ながら真剣に描く生徒 先生が描いた題材 (岩手の名峰、早池峰山の登山道) 色彩が付いた原画 |
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2019-12-21 | |
友墨会 代 表:岡野(おかの)幸雄(ゆきお) 連絡先:島津(しまづ) 巖(いわお)(Tel. 044-989-3789) 設 立:1992年4月 会 員:12名(男性:5名、女性:7名) 60~90歳代 入会金:なし 会 費:3500円/月 活動日:毎月第2第4月曜 10~12時 活動場所:麻生市民館 実習室 |
取材・文 中島久幸 |