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黒川に生まれた学びといこいの農場。 地域との共生をめざした活動に期待!

明治大学 黒川農場


 2012年4月、黒川の里山の一角に明治大学黒川農場がオープンした。生田にある、同大学の農学部に学ぶ学生のための、実習農場である。広さは13ha。建物・農場地区と里山地区が半々を占め、農場は1.5ha。緑が濃い里山に囲まれた自然あふれる環境だ。開校当初から地域との共生をめざしており、川崎市や農協、農家と協力して、農業技術の向上、特産品の開発など、多くの課題に取り組んでいる。そのひとつとして6月に一般の方むけの農業講座をはじまる。
 この講座は、野菜づくりに関心のある人が、有機農業を学ぶもので、年明け早々、電話で先着順に受け付ける。人気が高いので例年15分でいっぱいになるとのこと。取材した8月25日は、3時間にわたって、ニンジンの間引き、雑草とり、専用ポットへの秋野菜の種まき、次の作付けに備えた土づくりを学び、ナスとピーマンの収穫を楽しんだ。
 毎年秋には収穫祭を行なうが、今後の予定として、場内にある自然生態園と展示温室の開放を計画している。特に自然生態園は、里山と場内にある池をめぐる遊歩道を整備中。佐倉副農場長によると、ここを巡りながら、季節に応じた草花や野鳥、ホタルのほか、絶滅が危惧されるノハナショウブや、ほとけどじょうとの出会いが、期待できるとのこと。
 農場へは小田急多摩線の黒川駅で下車し、セレサモス前の農道をまっすぐ行き止まりまで進む。公共バスなどの便がないため、畑や田んぼなどの田園風景を楽しみながら、徒歩にて1.6 km、25分の行程となる。途中に案内の標識があるので、迷うことはない。

 詳しくは「明治大学黒川農場」で。



明治大学 黒川農場
有機農業を学んで、野菜をすくすく育てる
明治大学 黒川農場
神奈川県産の木で造ったアカデミー棟 ~休息室や自販機、トイレ、農機具などがあり、 主に生涯教育講座の受講生が使用する~
 
講座の申込み方法を修正 2024.04.22 中島
  2012-12-01
明治大学 黒川農場
所在地:川崎市麻生区黒川 2060-1
電 話:☎ 044-980-5300
行き方:小田急線黒川駅下車
    徒歩 25 分(交通機関なし)

講座について:
 講座の申し込みは明治大学黒川農場のHPから
 
取材・文 中島久幸
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