本文へスキップ

区民の視点で情報発信

あさおふれんずasao friends

気軽に集える憩いの居場所 -団地カフェ虹-

虹ケ丘2丁目団地 街おこしプロジェクト


 団体からの要請でその活動を取材した。内容は「脳トレ&体操」で25名が参加し、筆者も一部体験したが、かなり集中しても失敗が多く鍛えられた。講師によれば、失敗することで効果が高まるとのこと。

 講師は認知症予防脳トレ士マスターの明賀裕美子さん。示された要領にしたがって、声を出し体を動かす。内容は単純だが、やってみると思うように体が動ず、笑い声が会場にあふれる。繰り返す内に個人差が出てくる。これが脳トレの効果か?

 一部紹介する。一つ目は二重タスク課題。「モシモシカメヨ」を歌いながら腕を交互に突き出す。はじめは突き出す手はパーで、胸に当てる手はグー。途中でグーとパーを入れ替える。前がパーはうまくいくが、前がグーはパーに戻ってしまう。人間が倒れたりするときの、とっさにパーで手を出す癖が原因らしい。かなり脳が刺激される。二つ目は向かい合ってのジャンケン。相手がグーを出したら石、チョキならハサミ、パーなら紙と早く言った方が勝ち。反射神経を鍛える。最後に「地域包括支援センター虹の里」が最近の詐欺の事例と「虹の里便り」を紹介し、「あさお運動普及推進委員」の指導で体操をして体の緊張をほぐした。

 高齢化率が40%を超えるなか、住民同士のつながりを求めて団体を立ち上げた。「団地カフェ虹」の普段のメニューは、得意な人を招いて日本舞踊を見たり、謡いやギターを聞いたりする。また毎年11月には作品展を開き、住民が自慢の絵画や陶芸、写真を持ち寄る。今後は地域の虹ケ丘保育園と連携し、子どもや子育て世代との交流を目指すとのこと。

 会員は高齢者が多いので、椅子を並べるなど(株)URコミュニティの職員が支援していた。講師は「NPO法人 こころと体の介護予防協会」の職員。有料(1時間1万円)だが予算は相談可能。


虹ケ丘2丁目団地 街おこしプロジェクト
どんな問題が出るか、興味深々(12種類に挑戦した)

虹ケ丘2丁目団地 街おこしプロジェクト
モシカメを歌いパーとグーを交互に。途中で入れ替え

虹ケ丘2丁目団地 街おこしプロジェクト
ジャンケンポン。どちらが早く言えるかな?
  2022-12-01
虹ケ丘2丁目団地 街おこしプロジェクト
代 表:山村 勉
連絡先:044-989-3712(山村)
設 立:2014年
会 員:13名(男性4名、女性9名)(60~80歳代)
会 費:100円/1回(予約不要、飲食中止中)
活動日:第2金曜日 14時~16時
活動場所:虹ケ丘団地2丁目集会所
  小田急バス 新百合ケ丘発あざみ野行乗車
  虹ケ丘営業所下車 徒歩10分

取材・文 中島久幸
[一覧表に戻る]