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「あさお希望のシナリオ」を実行する

あさお希望のシナリオプロジェクト


 いま、10年後を見据えた「あさお希望のシナリオ」作成が、着々とすすめられている。

 2020年1月、麻生区において、区域レベル(行政区エリア)で様々な活動を行っている人や団体をつなぎ、地域レベル(小学校区エリアなど)の「まちのひろば」への支援などを行う「ソーシャルデザインセンター」(SDC)の創出に向け、「誰もが何かしらのつながりを持ち、一人ひとりが輝いている、そして愛着を持てるまちであるように」という願いの「あさお希望のシナリオプロジェクト」がスタートした。

 22年4月、同プロジェクトは任意団体「あさお希望のシナリオ実行委員会」として設立。
「活動の基本は、互助です」と語るのは同実行委員会会長の俵隆典さん。「麻生区役所と協定を結び、協働事業を行い、“市民自治”を目指していく」というスタンス。

 具体的には、(1)コーディネート事例のヒアリング、(2)SDC-Carプロジェクト、(3)WEB&SNS、(4)ハロープロジェクト(紙媒体の広報)、(5)まちのひろば祭りILOVEあさお、の5つのプロジェクトを実施。 
「3人集まれば“まちのひろば”として、活動を互いに助け合い、つなぎ・広げていく」(俵さん)という考え。それが形になった一つが、昨年9月23日(祝)、麻生区役所広場で行われた「まちのひろば祭りILOVEあさお」。約3500人が来場、30~40代の子育て世代や大学生が多く参加した。

 「麻生区は流入・流出人口が多く、30~40代の人たちがあまり定着されない。しかし、他の区と比べ保育園は充実しています。ここに住み続けられるという“受け皿”をつくっていかなくては」と俵さんは言う。

 さまざまな活動を行う人や団体をつなぐ場となる「ソーシャルデザインセンター」(SDC)は、24年度に開設予定。


あさお希望のシナリオプロジェクト
集合写真。メンバーは47名(2023年4月現在)、年齢は10~80代と幅広い。
実行委員会への入会は麻生区役所企画課に
写真提供:川崎市麻生区役所
  2023-06-01
あさお希望のシナリオプロジェクト

取材・文 神澤秀夫
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