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区民の視点で情報発信

あさおふれんずasao friends

太鼓の響きの持つ力を届けたい

でめきん座


 太鼓の音のあいだに「えいゃ!」と、女性の勇ましい掛け声が麻生市民交流館やまゆりのサロンに響く。2014年秋、第2回やまゆり楽芸会に初参加した「でめきん座」メンバーの声だ。

 この会は2008年、幼稚園の父兄会の太鼓のサークルから生まれた。奇妙な会名の由来は、みんなで集まっているところに出目金(でめきん)が泳いでいたからだという。メンバーは現在10名、川崎太鼓仲間“響”の代表の方から、指導を受けている。

 太鼓をたたくと、お腹にドドンと強く響く感じが何ともいえない。メンバーと太鼓を合わせると、日常から離れている世界に浸れる喜びがあり、夢中になってしまうという。

 悩みは、音が大きいので練習場の確保と、全員主婦なので子どもの成長とともに練習時間を合わせるのが一苦労、太鼓のレンタル代も負担ばかにならない負担となっている。

 それでも、老人ホームで太鼓をたたいたとき、若かった頃の祭りを思い出して涙ぐむお年寄りから、太鼓のもつ力を実感させてもらった。

 「これから、積極的にお祭りや・施設の慰問にと、地域で活躍する場面を増やしていきたい。ぜひ声をかけて欲しい」と、リーダーの下森美穂さんは語る。

でめきん座
「やまゆり楽芸会」での演奏風景 2014.11
  2019-05-01
でめきん座
代 表:下森(したもり)美穂(みほ)
連絡先:Tel.090-8496-9347
設 立:2008年4月
会 員:女性14名
会 費:3000円/月
活動日:月2~3回(火曜の午前中)
活動場所:鶴川市民センター など
取材・文 植木昌昭
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