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取材記事article

不朽の名作を味わい尽くす

源氏物語を楽しむ会


 千年の時を超えて読み継がれ、古典の中の古典といわれる源氏物語。平安時代の貴族社会を舞台に、54帖にわたって絢爛と繰り広げられる物語をさまざまな角度から味わい尽くそうと結成されたのが「源氏物語を楽しむ会」だ。

 講師役を務める藤井悦子さんが、麻生市民交流館やまゆりで公開講座を開いたのをきっかけとして、この夏に発足。やまゆりで開く例会では、藤井さんがこれぞという場面を選んでテーマとし、原文を示しながら、表現や時代背景などを解説していく。「当時は髪洗い休暇があった」などというエピソードもはさんでいくのは、往時の暮らしぶりをも具体的に知ってもらうためだ。

 メンバーはそれぞれに源氏物語を読み込んでおり、文の解釈や登場人物についての意見交換も活発に行われる。「読むたびに感じるところが違う」「人間関係が面白い」「藤原氏と天皇家の政治物語としても読める」│とはそれぞれの声だ。長大な物語が持つ多彩な側面をいかようにも楽しめるのが魅力なのである。

 国語の教師を長く務めたのち、源氏物語をテーマとした講座を各地で開いている藤井さん。「ただの色恋の物語と思う人もいますが、そうではありません。物語を貫いているのは、因果応報という仏教思想です。いまにも通じる普遍性もありますね」と語る。外国でも注目されているという名作。「こんな素晴らしい小説があるのを多くの人に知ってほしい」というのが、藤井さんをはじめとする会の面々の思いだ。

源氏物語を楽しむ会
会では活発な意見交換も行われる

源氏物語を楽しむ会
講師の藤井悦子さん
 
  2018-12-19
源氏物語を楽しむ会
代 表:奥島 弘巳(おくしま ひろみ)
連絡先:verdi@mbd.ocn.ne.jp(奥島)
設 立:2018年7月
会員数:7名
会 費:資料代実費、月数百円程度
活動日:原則として月2回予定
活動場所:麻生市民交流館やまゆり

取材・文 佐藤次郎
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あさお区民記者

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