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「お笑い」で日本を元気に

フランポネ


日本で唯一、フランス語で夫婦漫才ができる吉本興業所属の「フランポネ」。お笑いを通じて偏見や差別、教育格差、貧困などの社会問題をソーシャル・ビジネスとして解決することを目指している。

コンビ名「フランポネ」は、フランス語を意味する「フランセ」と、日本語を意味する「ジャポネ」の組み合わせ。中原区出身のマヌー島岡さん(以下、マヌーさん)と、スイス人の妻シラちゃんとのユニットだ。

日本語学校で文法を重視する授業内容に限界を感じたシラちゃんは、マヌーさんと一緒に漫才を作ることで日本語が話せるようになった。その実体験が活動の基になっている。

マヌーさんは学校や、障がい者施設などでも漫才教室を行っている。漫才を推す3つのポイントは「社会性」「事業性」「革新性」。身体一つででき、特別な舞台や道具を必要としない。

漫才作りは、コンビ名を決めるところからスタート。自分の好物や、出身地、家族の名前などを教えあう過程で、お互いを知り、コミュニケーションがはかれるようになる。名前が決まれば次はツカミの挨拶を練習。そしてネタ作り。日常生活にある言い間違いや、聞き間違い、例えば「主人」と「囚人」を聞き間違えたり、顔の「鼻(はな)」を「穴(あな)」と言ってしまったり、ボケ役の間違えを、ツッコミ役が説明してひとくだり。

「漫才は誰にでも作れます。教えるときは『楽しさ』や『わかりやすさ』を重視します。お笑いは皆が笑顔になります。日本に住む全ての人が笑顔になると、日本全体が元気になり、好景気となります。僕らの目標は、お笑いの力で社会と平和に貢献することです!」

「フランポネ」さんは令和5年度「地域コミュニティ活動支援事業」として、麻生区内でも「漫才作成ワークショップ」を開催予定。

フランポネ
ベルギーで経済学修士号を取得したマヌー島岡さん(左)とスイス人のシラちゃん(右)
フランポネ
マヌーさんは日本語も含め6カ国語を操る元商社マンだ
  2023-06-01
フランポネ
関連 URL
吉本興業所属タレント プロフィール

Twitter:(シラちゃん)
twitter.com/Scillachan
Facebook:(フランス語)
連絡先 Manabu_shimaoka@hotmail.com
取材・文 佐々木直子
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