本文へスキップ

区民の視点で情報発信

あさおふれんずasao friends

コミュニケーションこそ大切、と呼びかける

ダイヤ小田急線友会


 名称の“ダイヤ”とは、三菱企業グループ(G)のことを指し、1999年、三菱Gの会社をリタイアした小田急線沿線に住む人、25人によって結成された集まり。

 活動組織は、中心に「DOS会」(略称でもある)を置き、ここで全体イベントとして、①会員発表(会員による知識・趣味などの講演)、②探訪会(近傍の名所・公園・工場などの見学)、③外部講師講演会(会員の友人・知人を招聘して興味深い話を聞く)を企画し実施する。

 このDOS会とリンクする形で、「地域グループ交流会」として、セタコマ(狛江)、麻生、王禅寺、町田の4グループが置かれ、入会者は入会と同時にいずれかのグループに所属する。

 活動組織はこれだけではない。同好会活動として、テニス、カラオケ、ゴルフ、歌う会、ハイキング、ボランティア活動があり、それぞれに月1回、2回と行われている。さすが“組織の三菱”ならではの活動組織形態である。

 結成後約10年あたりから、三菱Gとは関係のない人も紹介などで入会できるようになり、当時入会し、現在、相談役を務める小出正彦さん(81)は「健康で生き生きとしたシニアライフを過ごし、楽しく交流する場が育っていった」と語る。

 会員数は一時100名を超えたが、その後、徐々に減少、現在は64名。それもいたしかたなく、入会時の年齢は大体65歳、年数を重ねるなか体調を崩し退会、また亡くなる方が出てくる。

 代表の有海昭二さん(74)は、広報紙「DОS会ニュース」を発行し、「高齢者にとって一番大切なことは、人とのコミュニケーション。講演を聞き、探訪、歌、テニス、ゴルフなどを通し元気に過ごして欲しい」と入会を呼びかける。


ダイヤ小田急線友会
地域4グループから各2名参加し月1回開かれる世話人会。この会合が、会の活動全体の軸ともなっている (麻生市民館にて)
  2023-08-01
ダイヤ小田急線友会
代 表:有海昭二(ありうみしょうじ)
連絡先:080-5199-9630
設 立:1999年
会 員:64名(男性53名、女性11名
          /65~94歳)
会 費:2000円/年
活動日:グループごとに設定
場 所:麻生市民館(世話人会)

取材・文 神澤秀夫
[一覧表に戻る]